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生活習慣病について

“生活習慣病”とは、かつて“成人病”といわれていた、生活習慣(食事や運動、休養、喫煙、飲酒など)が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です。
日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。
具体的には高血圧症・脂質異常症・高尿酸血症・糖尿病・COPD(慢性閉塞性肺疾患)などが挙げられ、生活習慣の改善により発症を防ぐ可能性のある疾患です。

高血圧症

 高血圧症は、動脈硬化の原因となり、治療せずに放置していた場合心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞・脳出血)の原因となります。
 
 ご自宅での血圧測定が重要となります。(家庭血圧といいます)

 75歳未満の方は家庭での血圧が125 mmHg未満
 75歳以上の方は家庭での血圧が135 mmHg未満
                     (日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2019)

 上記よりも高めの方は一度医療機関にご相談ください。
 高血圧の原因としては塩分過多、運動不足、喫煙などが挙げられます。

脂質異常症

 

 脂質異常症(高コレステロール血症)はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)中性脂肪などの血液中の脂肪分が多すぎたりする状態のことを言います。

 脂質異常症も無治療で放置していた場合心筋梗塞、脳卒中のリスクがあり、また症状も出にくいことからも定期的な検査が望ましいです。

 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は140 mg/dL以下

 中性脂肪(TG,トリグリセリド)は空腹時150 mg/dL以下
                    随時 175 mg/dL以下
 non-HDLコレステロールは
 (総コレステロール値からHDLコレステロール値を引いたもの)
                    170 mg/dL以下

 健康診断でこれら異常値であった場合は数か月間の生活改善後再検査が望ましいです。

糖尿病

 糖尿病は1型糖尿病、2型糖尿病がありますが、遺伝や食生活の乱れによって生じる疾患は“2型糖尿病”(インスリン非依存型糖尿病)です。

 高脂肪・高カロリーなどの食生活の乱れや、運動不足・ストレス・睡眠不足なども原因といわれています。

 糖尿病もその他の疾患同様、心筋梗塞、脳卒中の原因となりますが、他にも目の疾患(糖尿病性網膜症)、腎臓の病気(さらに悪化すると血液透析のリスクも)、神経障害(手足のしびれ、筋力低下、こむら返りなど)を引き起こすことが知られています。

 糖尿病の初期症状としては、口渇、多飲、多尿、体重減少などが挙げられます。

 上記の症状が認められた場合は糖尿病の初期症状の可能性がありますので医療機関へ一度ご相談ください。

 

高尿酸血症

 

 高尿酸血症は血液中にある尿酸の濃度が高まった状態であり、痛風の原因となります。

 痛風はイラストにあるように“風に当たるだけでも痛い”と表現されるように足の指の付け根の腫れと、激しい痛みを伴う病気です。

 高尿酸血症の原因としてはアルコールの過剰摂取、特にプリン体を多く含むビールの多飲といわれています。
 その他には魚卵の食べすぎや、肉類に偏った食事も原因といわれています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

 

 COPD(慢性閉塞性肺疾患)はたばこの煙などの有害物質を習慣的に吸い込むことにより肺が慢性的にダメージを負い生じる病気です。

 喫煙歴があって、咳嗽(せきこみ)、喘鳴(ゼーゼーといった呼吸)、息切れ、持続する喀痰症状などが認められる場合、COPDを疑います。

 早めに禁煙するとともに、適切な治療を行わなければ在宅酸素療法(HOT療法)が必要となります。

 喫煙者の方でCOPDが疑われる場合は早めに医療機関へご相談ください。

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