「最近なんとなくだるい」「風邪ではないのにしんどい」「頭が重い」「眠い」――。 春になると、このような不調を感じる方が増えてきます。
実は春先は、1年の中でも体調を崩しやすい季節のひとつです。 しかも原因はひとつではなく、気温差、気圧の変化、花粉、生活環境の変化など、いくつもの要素が重なって起こります。
「なんとなく不調」が続くと、不安になる方も少なくありません。 ですが、春先の体調不良にはきちんとした理由があります。 まずはその原因を知ることが大切です。
春は朝晩が冷え込む一方で、日中は暖かくなる日も多く、1日の中でも気温差が大きくなりやすい季節です。 また、前日との気温差が大きい日も少なくありません。
こうした変化に体が対応しようとすると、自律神経がフル稼働します。 その結果、だるさ、疲れやすさ、頭痛、めまい、肩こり、眠気など、さまざまな不調につながることがあります。
春は天気が変わりやすく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる時期です。 こうした気圧の変化が苦手な方は、頭痛やめまい、倦怠感、気分の落ち込みなどを感じやすくなります。
特に、もともと片頭痛がある方や、天候で体調が左右されやすい方は、春先に不調が出やすい傾向があります。
春といえば花粉症の季節です。 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が続くと、それだけでもかなり体力を使います。
とくに鼻づまりが強いと睡眠の質が下がり、日中の眠気や集中力低下、疲労感につながることがあります。 「花粉症だけ」と思っていても、実際には体全体の不調の原因になっていることもあります。
春は入学、進学、就職、異動、転勤など、生活環境が変わりやすい時期です。 一見前向きな変化でも、体や心には意外と負担がかかっています。
緊張が続くことで自律神経のバランスが乱れ、疲れやすい、眠れない、胃腸の調子が悪い、気分が落ち込みやすいなどの症状が出ることもあります。
冬の間は寒さで体がこわばり、運動量も減りやすくなります。 さらに、日照時間の短さや冷えによる疲れが積み重なっている場合、春になってから一気に不調として出てくることがあります。
こうした症状は、「年のせいかな」「少し疲れているだけかな」と見過ごされがちですが、 春先の環境変化によって起こっている可能性があります。
自律神経を整えるためには、まず生活リズムを安定させることが大切です。 毎日なるべく同じ時間に起き、朝の光を浴びることで、体内時計が整いやすくなります。
春は気温差が大きいため、脱ぎ着しやすい上着や羽織りものを活用し、冷えすぎないようにしましょう。 首元、お腹、足元を冷やさないことも大切です。
寝不足が続くと、自律神経の乱れや疲労感が悪化しやすくなります。 寝る直前のスマートフォン使用を控える、ぬるめのお風呂に入るなど、眠りやすい環境づくりを心がけましょう。
花粉症症状を放置すると、鼻づまりや睡眠不足から体調全体が悪くなることがあります。 「毎年のことだから」と我慢せず、早めに治療を受けることで、春を過ごしやすくなることもあります。
春は新年度で忙しくなる方も多いですが、不調を感じている時は頑張りすぎないことも大切です。 休養、栄養、水分を意識し、体をいたわる時間を確保しましょう。
春先の不調はよくあるものですが、なかには別の病気が隠れていることもあります。 次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
春先に体調を崩しやすいのは、寒暖差、気圧の変化、花粉、ストレスなどが重なり、 体、とくに自律神経に負担がかかりやすいためです。
「春だからなんとなくしんどい」は珍しいことではありません。 ただし、つらい症状を我慢し続ける必要はありません。
不調が長引く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、無理をせずご相談ください。
いしみ内科・心臓内科クリニック
当院では、かぜ症状、花粉症、倦怠感、頭痛、動悸、息切れなど、春先に増えやすい不調についてもご相談いただけます。 気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。