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内服薬とサプリメントは何が違うの?

「薬は怖いから、まずはサプリメントで様子を見たい」 健康診断でコレステロールを指摘されたとき、そう考える方はとても多いです。

しかし、内服薬とサプリメントは似ているようで、 まったく別のものです。

今回は脂質異常症(コレステロール)を例に、 「薬」と「サプリ」の違いを分かりやすく解説します。

まず結論:薬とサプリは「役割」が違います

  内服薬(処方薬) サプリ・トクホ
目的 病気の治療 健康補助
効果 医学的に証明されている 限定的
審査 医薬品として厳格な承認 食品としての許可
医師の関与 必須 不要
費用 保険適用 自費

つまり、サプリは「治療の代わり」にはなりません。

脂質異常症で比較してみましょう

処方薬:スタチン

スタチンは、肝臓でコレステロールを作る働きを抑え、 LDLコレステロールを大きく下げる薬です。

  • LDLを30〜55%低下
  • 心筋梗塞を約25〜35%減少
  • 脳梗塞を約20%減少
  • 死亡率低下が証明されている

スタチンは単なる「数値を下げる薬」ではなく、 寿命や予後を改善する薬です。

サプリ・トクホ

植物ステロール、DHA/EPA、食物繊維などが代表的です。

  • LDL低下:5〜10%程度
  • 心筋梗塞予防効果:証明なし
  • 死亡率改善:証明なし

サプリは「少し数値が良くなる可能性」がある程度で、 重大な病気を防ぐ証明はありません。

エビデンス(科学的根拠)の違い

スタチンは数十万人規模の臨床試験で効果が証明され、 世界中のガイドラインに採用されています。

一方でサプリは、小規模研究や観察研究が中心で、 確実な効果が証明されているとは言えません。

スタチン=医療 サプリ=栄養補助 という位置づけです。

費用の比較(実は誤解が多い)

  月額目安
スタチン(3割負担) 約500〜1,500円
サプリ・トクホ 約3,000〜7,000円

「薬の方が高い」と思われがちですが、 実際はサプリの方が高いことがほとんどです。

副作用と安全性の違い

スタチン

  • 肝機能軽度上昇:数%
  • 筋肉痛:1〜5%
  • 重篤副作用:非常に稀

定期的な採血で安全に管理できます。

サプリ

  • 成分量のばらつき
  • 相互作用の管理なし
  • 医師の監視なし

「サプリ=安全」とは限らず、 むしろ管理されている薬の方が安全な場合もあります。

サプリは無意味なの?

サプリにも役割はあります。

  • 境界域のコレステロール
  • 生活習慣改善の補助
  • 食事療法のサポート

ただし重要なのは サプリは補助、薬は治療 という違いです。

まとめ

  • サプリは薬の代わりにはならない
  • スタチンは心筋梗塞・脳梗塞を防ぐことが証明されている
  • 実は薬の方が安いことが多い
  • 医師管理下の薬の方が安全な場合も多い

コレステロール治療の目的は、 数値を下げることではなく、将来の病気を防ぐことです。

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いしみ内科・心臓内科クリニック(大阪市此花区)

06-6468-8787

「薬を飲むべきか迷っている」 「サプリだけで大丈夫か不安」 という方も、お気軽にご相談ください。