大阪市此花区の内科・循環器内科|高血圧・動悸・息切れ・発熱外来

いしみ内科・心臓内科クリニック
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トップページ»  成人病って、なぜ生活習慣病という名前に変わったの?|高血圧・糖尿病・脂質異常症との関係

成人病って、なぜ「生活習慣病」という名前に変わったか知っていますか?

昔は、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中などをまとめて「成人病」と呼んでいました。 今では、これらの病気は「生活習慣病」と呼ばれることが多くなっています。

では、なぜ「成人病」という名前から「生活習慣病」という名前に変わったのでしょうか? 実はこの名前の変化には、病気の考え方が大きく変わった背景があります。

ポイントは、「年齢のせいで起こる病気」ではなく、「毎日の生活習慣が発症や進行に関係する病気」として考えられるようになったことです。

昔はなぜ「成人病」と呼ばれていたの?

かつて、脳卒中、心臓病、がんなどは、40歳前後から増えやすく、働き盛りの年代に多い病気として注目されていました。 そのため、これらの病気は「成人病」と呼ばれていました。

つまり、「大人になってからかかりやすい病気」「年齢とともに増える病気」というイメージが強かったのです。

  • 40歳前後から増えやすい
  • 働き盛りの年代に多い
  • 脳卒中、心臓病、がんなどが問題になっていた
  • 年齢とともに起こる病気という印象が強かった

もちろん、年齢は大切な要素です。 しかし、その後の研究や健康づくりの考え方の変化によって、年齢だけでは説明できないことが分かってきました。

「成人病」から「生活習慣病」へ変わった理由

1996年頃から、「成人病」という言葉に代わって、「生活習慣病」という言葉が使われるようになりました。

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症や進行に関係する病気のことです。

  • 食べすぎ、塩分のとりすぎ
  • 運動不足
  • 睡眠不足や不規則な生活
  • 喫煙
  • 飲酒量が多い
  • ストレス

つまり、「大人になったから仕方なく起こる病気」ではなく、日々の生活習慣を見直すことで、予防や改善が期待できる病気として考えられるようになったのです。

名前が変わった本当の意味

「成人病」という言葉には、どうしても「年齢のせい」「大人になったら仕方ない」という印象があります。

しかし、生活習慣病という名前には、早い段階から生活を見直すことで、病気を防げる可能性があるという意味が込められています。

「生活習慣病」という名前は、患者さんを責めるための言葉ではありません。 病気になる前から予防し、早めに対策するための考え方です。

生活習慣病は「自己責任」ではありません

ここで大切なことがあります。 生活習慣病という名前だけを聞くと、「生活が悪いから病気になった」と感じてしまう方もいるかもしれません。

しかし、生活習慣病は生活習慣だけで決まる病気ではありません。

  • 遺伝的な体質
  • 年齢
  • 仕事や家庭環境
  • ストレス
  • 睡眠の質
  • ホルモンバランス
  • 社会的な環境

これらの要素も病気の発症や進行に関係します。 ですので、生活習慣病は決して「自己責任」という単純な話ではありません。

大切なのは、自分を責めることではなく、今の状態を知り、できることから少しずつ整えていくことです。

生活習慣病にはどんな病気がある?

生活習慣病には、さまざまな病気が含まれます。 内科や循環器内科でよく相談されるものとしては、以下のような病気があります。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 肥満症
  • 高尿酸血症・痛風
  • 脂肪肝
  • 慢性腎臓病
  • 心筋梗塞・狭心症
  • 脳梗塞・脳卒中

特に、高血圧、糖尿病、脂質異常症は、症状がないまま進行しやすい病気です。 そのため、健康診断で異常を指摘されても、つい放置してしまう方が少なくありません。

生活習慣病が怖い理由は「症状が出にくい」こと

高血圧、糖尿病、脂質異常症は、初期にはほとんど自覚症状がありません。

「血圧が高いけど元気」 「血糖値が高いと言われたけど、何ともない」 「コレステロールが高いけど症状がない」

このように感じる方も多いと思います。

しかし、症状がない間にも、血管の中では少しずつ動脈硬化が進んでいることがあります。

そして、ある日突然、胸痛、息切れ、麻痺、ろれつが回らない、強い頭痛などの形で現れることがあります。

生活習慣病と動脈硬化の関係

生活習慣病で特に問題になるのが、動脈硬化です。

動脈硬化とは、血管が硬くなったり、血管の内側にコレステロールなどがたまって血液の流れが悪くなったりする状態です。

  • 高血圧:血管に強い圧がかかり続ける
  • 糖尿病:血管が傷みやすくなる
  • 脂質異常症:血管の中にコレステロールがたまりやすくなる
  • 喫煙:血管を傷つけ、血液を固まりやすくする
  • 肥満:血圧、血糖、脂質の悪化につながりやすい

これらが重なると、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなります。

心筋梗塞・脳梗塞は突然起こるように見えます

心筋梗塞や脳梗塞は、突然起こる病気のように見えます。

しかし実際には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などの影響が長年積み重なり、血管の中で少しずつ変化が進んでいることが多いです。

症状が出てから治療するのではなく、症状が出る前から血管を守ること。 これが生活習慣病対策でとても大切です。

健康診断で異常を指摘されたら?

健康診断で、血圧、血糖値、HbA1c、LDLコレステロール、中性脂肪、尿酸値、肝機能、腎機能などを指摘された場合、まずは現在のリスクを確認することが大切です。

  • 血圧が高い
  • 血糖値やHbA1cが高い
  • LDLコレステロールが高い
  • 中性脂肪が高い
  • 尿酸値が高い
  • 肝機能で脂肪肝を疑われた
  • 腎機能の低下を指摘された
  • 心電図異常を指摘された

一度の検査だけで治療が必要かどうか決まるわけではありません。 年齢、家族歴、喫煙歴、体重、他の病気の有無などを含めて、総合的に判断します。

生活習慣を変えると、どんな良いことがある?

生活習慣を整えることは、薬を飲むかどうかに関係なく、とても大切です。 少しの変化でも、続けることで将来のリスクを下げることにつながります。

  • 血圧が下がりやすくなる
  • 血糖値が改善しやすくなる
  • 中性脂肪が下がりやすくなる
  • 体重管理につながる
  • 睡眠の質が良くなる
  • 心筋梗塞・脳梗塞の予防につながる

ただし、数値によっては生活習慣の改善だけでは不十分なこともあります。 その場合は、薬を上手に使いながら、将来の合併症を防ぐことが大切です。

今日からできる生活習慣病対策

生活習慣病の予防や改善というと、難しく感じるかもしれません。 しかし、最初から完璧を目指す必要はありません。

  • まずは毎日体重を測る
  • 家庭血圧を測る
  • 塩分を少し控える
  • 甘い飲み物を減らす
  • 夜遅い食事を減らす
  • 今より10分多く歩く
  • 睡眠時間を確保する
  • 禁煙を考える
  • 魚や野菜を増やす

「全部やらないといけない」と考えると続きません。 まずは一つだけでも、続けられそうなことから始めてみましょう。

薬を飲み始めたら一生やめられない?

生活習慣病の診療でよく聞かれる質問に、「薬を始めたら一生やめられませんか?」というものがあります。

結論からいうと、人によります。 体重減少、食事改善、運動、禁煙などによって数値が良くなれば、薬を減らせることもあります。 一方で、体質やリスクによっては、薬を続けた方が将来の心筋梗塞や脳梗塞を防げる場合もあります。

薬は「負け」ではありません。 将来の血管を守るための選択肢の一つです。

生活習慣病は早めに気づくほど対策しやすい

生活習慣病は、症状が出る前に見つけることができます。 そのために健康診断があります。

健診で異常を指摘された時は、「まだ症状がないから大丈夫」と考えるのではなく、今のうちに状態を確認するチャンスと考えてみてください。

心筋梗塞や脳梗塞を防ぐためには、症状が出てからではなく、症状がない時期からの管理が大切です。

当院でできること

いしみ内科・心臓内科クリニックでは、内科・循環器内科として、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、動脈硬化、心電図異常、胸痛、動悸、息切れなどのご相談に対応しています。

  • 血圧の評価・治療
  • 糖尿病・HbA1cの評価
  • 脂質異常症の評価・治療
  • 中性脂肪・LDLコレステロールの管理
  • 高尿酸血症・痛風の相談
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 心臓超音波検査
  • 頸動脈エコー検査
  • 必要に応じた専門医療機関への紹介

生活習慣の見直しでよいのか、薬が必要なのか、どのくらいリスクがあるのかは、人によって異なります。 健診異常を指摘された方は、一度ご相談ください。

まとめ:名前が変わった理由を知ると、健診結果の見方が変わります

  • 昔は「成人病」と呼ばれていた
  • 年齢だけでなく、生活習慣が発症や進行に関係することが分かってきた
  • そのため「生活習慣病」という考え方が広まった
  • 生活習慣病は自己責任という意味ではない
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症は症状がなくても進行する
  • 心筋梗塞・脳梗塞を防ぐには早めの管理が大切

「成人病」から「生活習慣病」へ。 名前が変わったのは、病気をあきらめるためではなく、早く気づき、予防し、将来の健康を守るためです。

健康診断で気になる結果があった方は、放置せず、今の状態を確認するところから始めてみましょう。

FAQ よくある質問

Q. 成人病と生活習慣病は同じ意味ですか?

A. 似た病気を指すことが多いですが、考え方が少し違います。成人病は「大人になってから増える病気」という意味合いが強く、生活習慣病は「生活習慣が発症や進行に関係する病気」という考え方です。

Q. 生活習慣病は自己責任ですか?

A. いいえ。生活習慣は関係しますが、遺伝、年齢、体質、ストレス、睡眠、社会環境なども関係します。自分を責めるのではなく、今できる対策を一緒に考えることが大切です。

Q. 症状がなくても受診した方がいいですか?

A. はい。高血圧、糖尿病、脂質異常症は症状がないまま進むことがあります。健診で異常を指摘された場合は、一度状態を確認することをおすすめします。

Q. 生活習慣を改善すれば薬は不要ですか?

A. 数値やリスクによります。生活習慣の改善で十分な場合もありますが、心筋梗塞や脳梗塞を防ぐために薬が必要な場合もあります。

Q. 何から始めればいいですか?

A. まずは家庭血圧を測る、体重を測る、甘い飲み物を減らす、今より10分多く歩くなど、続けやすいことから始めるのがおすすめです。

Q. 健康診断でコレステロールや血糖値が高いと言われました。すぐ薬が必要ですか?

A. すぐに薬が必要とは限りません。年齢、数値、血圧、喫煙歴、家族歴、糖尿病の有無などを含めて判断します。まずは現在のリスクを確認することが大切です。

健康診断で異常を指摘された方へ

いしみ内科・心臓内科クリニック(大阪市此花区)

06-6468-8787

高血圧、糖尿病、脂質異常症、中性脂肪高値、心電図異常、胸痛、動悸、息切れなどが気になる方は、お気軽にご相談ください。 心筋梗塞や脳梗塞を防ぐためには、症状が出る前からの管理が大切です。