― 咳・息切れを“年齢のせい”で済ませていませんか? ―
COPD(シー・オー・ピー・ディー)は、「慢性閉塞性肺疾患」の略称で、主にタバコが原因で肺が傷んでしまう病気です。
肺の中に慢性的な炎症が起こり、気道が狭くなったり、肺が壊れて空気の出し入れがしづらくなることで、
咳
痰(たん)
息切れ
といった症状が徐々に現れてきます。
COPDは進行すると、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、
歩くだけで息切れがひどくなる
酸素吸入が必要になる
心不全・肺炎・骨粗鬆症・うつ などの合併症
といったリスクが高くなります。
実は、日本には500万人以上の潜在患者がいると言われており、その多くが「年齢のせい」「体力のせい」と思い込み、受診が遅れてしまっています。
喫煙(最も大きな原因)
受動喫煙(煙を吸い込む環境)
大気汚染・粉塵
子どもの頃の喘息・肺炎などの既往
※ 喫煙歴がある方で、「階段で息が切れる」「痰がからむ咳が長引く」方は要注意です。
️ ちょっとした運動で息切れする
咳・痰が長引く
️ 夜間や朝方に咳こむ
️ 話しながら息苦しくなる
進行するまで気づきにくいため、軽い症状のうちに検査を受けることが大切です。
当院では、次のような検査を行い、肺の機能を評価します:
スパイロメトリー(肺機能検査)
→ 息を吐くスピード・量を測定し、肺の働きを確認
胸部レントゲン
酸素飽和度測定(SpO₂)
必要に応じてCT検査のご紹介も可能です
病気の進行を止める唯一の方法
当院では**禁煙サポート(内服・貼り薬)**も行っています
気管支を広げて息をしやすくする吸入薬を使用
毎日続けることで、息切れの改善・発作の予防が期待できます
軽い運動や呼吸訓練で、体力・呼吸機能の維持をサポート
息苦しさを軽減し、日常生活の質(QOL)を向上
発作や入院を予防する
長期的には進行を遅らせる
喫煙歴のある方への定期チェック
吸入薬の正しい使い方を丁寧にご説明
呼吸器専門医との連携体制あり
心不全や高血圧との合併管理も可能です
Q. COPDは治りますか?
→ 完全に治すことは難しいですが、進行を遅らせて症状を軽くすることはできます。
Q. 吸入薬は毎日使う必要がありますか?
→ はい。毎日続けることで効果を発揮し、息切れを防ぐことができます。
「長引く咳が気になる…」
「昔タバコを吸っていたが、最近息切れしやすい…」
そのような方は、どうぞ一度ご相談ください。
“咳と息切れ”の原因を明らかにし、あなたに合った対策をご提案します。
お電話でのご予約 → 06-6468-8787